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2017-04-06(Thu)

Webマーケティング

問い合わせページでコンバージョン率アップを狙う3つのルール

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企業サイトに必ずあるのが問い合わせページです。設置の目的はコンバージョンだと思いますが、期待しているほど成果が上がっていないケースも多いはずです。そこで今回はコンバージョン率アップにつながる、問い合わせページの改善ポイントについて説明します。

問い合わせのメリットを明確にする

問い合わせする人には意思と目的があります。それを裏切らないためにも問い合わせをした結果、どういうメリットがあるのかを明記しておきましょう。

無駄な時間を費やさないために

問い合わせページもコンテンツのひとつです。単なる入力フォームとして機能するだけではコンテンツとして不十分ではないでしょうか。閲覧者が丁寧に問い合わせたにもかかわらず、意思に反した回答しかできないようであれば好評価はいただけません。

問い合わせページでは「事前相談」「見積り提案」「資料提供」といった具体的な目的=メリットを明記または入力項目として選べるようにしておくことで、安心と確証が得られ、お互いに無駄な時間を費やさずに済みます。

余計な情報を見せないこと

問い合わせページに不要と思われる、余計な情報を見せないことも大切です。入力の途中で、ページ内の他の情報が目に入ると、そのままクリックして別ページに移動してしまう可能性があるからです。

特にサイドメニューは目につきやすいため、バナーやインフォメーションの表示をあえて隠すなど、レイアウトから見直します。問い合わせページは極力シンプルにして、目の前の入力に集中してもらいましょう。

入力項目は最小限にとどめる

問い合わせページでの離脱は意外と多く、その原因として入力作業の手間が考えられます。すぐにできる対策は入力項目を減らし、問い合わせようと思った人にわずらわしさを感じさせないことです。

その個人情報は本当に必要か?

通販サイトのような個人向けのお問合せページであれば、氏名とメールアドレスのほか、業態によっては住所、電話番号、性別、生年月日といった詳細な個人情報が必要になります。在庫確認、納期確認、キャンセル、クレームなど問い合わせの目的が多岐に渡るため、トラブルを避けるには個人情報の確認が欠かせないからです。

一方、BtoBの場合は会社名とメールアドレスだけでも十分かもしれません。会社名がわかれば、インターネット検索で所在地、電話番号、事業概要などすぐに調べられるため、わざわざ入力してもらう必要はありません。

パソコン操作に慣れている人でも、フォームに合わせての入力作業は面倒に思うものです。送信ボタンをクリックする前に電話がかかってきたり、誰かに呼ばれることも考えられるので、入力は30秒以内に終えられるのが理想です。

細かく指示しなくても記入してくれる

そもそも個人情報はお問合せ内容の入力欄に書いてくれる人が多いのではないでしょうか。仕事上の連絡であれば、簡単なあいさつ文に続けて担当部署と個人名を記入し、念のため電話番号も入れておくのがマナーともいえます。こちらから細かく指示するまでもなく、のちの連絡に必要な情報を書いてくれると思えば、入力項目は最小限にとどめることができます。

入力確認画面はいらない

問い合わせページによく見受けられるのが入力確認画面です。 パソコン、タブレット、スマートフォンとデバイスが多様化した現在も、その必要性は変わらないのでしょうか。

コピペで入力ミスは考えにくい

入力確認画面の役割は注意不足による入力ミスを閲覧者に伝えることです。しかし冷静に考えれば、自分の名前や会社名を間違える人はゼロに等しいのではないでしょうか。もし間違えるとすればメールアドレスだと思いますが、実際に1文字ずつメールアドレスを入力することはなく、ほとんどの人がコピー&ペースト(コピペ)しているはずです。

つまり、わざわざ別ページで確認画面を用意する意味はありません。入力画面=確認画面として、ボタンクリックで即送信にすればお互いにひと手間省けます。

スマートフォンユーザーに配慮

入力作業は、パソコンよりスマートフォンの方が面倒くさく感じます。スマートフォンは外出先かつ片手間での操作が多いため、なるべく早く入力を終わらせたいというのが本音だと思います。スマートフォンの操作に不慣れな人がいること考慮して、入力確認画面を用意したいところですが、逆に不要です。

問題のメールアドレスの入力はパソコン同様にコピペが可能ですし、仮にコピペができなくても入力内容が正しいかどうかどうかは本人しかわかりません。という理由から、入力確認画面をなくした上で、操作をかんたんにするのが適切です。

・テキストボックス内に入力例を表示しておく
・入力項目に応じてキーボードを自動変換(英字⇔数字⇔全角)させる
・選択肢を設ける場合はラジオボタンではなくセレクトメニューにする

さらに問い合わせ用の電話番号があればそれを記載しておくことで、入力を諦めての離脱を防げます。

まとめ

いかがでしたか?問い合わせページをよりシンプルに、よりかんたんにすることでコンバージョン率アップの可能性が出てきます。この機会に普段あまり見ることのない、自社の問い合わせページをチェックしてみましょう。

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