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2017-05-08(Mon)

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セミナー集客でコストをかけずに新規のお客様を集めるコツ

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見込み客の反応がリアルにわかり、深い関係が築けるセミナーは、BtoBマーケティングの王道のひとつです。Webマーケティングではなかなか難しい部分です。しかし、忙しいビジネスパーソンに会場へと足を運んでいただく難易度は、Webサイトへアクセスしていただくより高くなります。特に新規のお客様となると、さらにハードルが上がります。

今回はそんな難易度の高い新規のお客様を、コストをかけずにセミナーへと集客する方法をご紹介します。

IT系企業にオススメのセミナーポータルサイト

現在、セミナーの集客方法はどうされていますか?

メール、SNS、ブログ、リスティング、テレマ、DM、FAXなど、Webとリアルで手法はさまざまありますが、集客にコストはあまりかけたくないという方が多いでしょう。

そこでまず最初に、無料で掲載できるセミナー登録サイトを活用することをお勧めします。「以前やったことがあるが効果がなかった」「どれに登録したらいいのかわからない」といった声をよく聞きます。

たしかに無料サイトはたくさんあって選ぶのが難しいものです。効果が期待できる、自社のターゲット層が多数見ているサイトがどれなのか、判断するための方法をいくつか挙げておきます。

1)アクセス数をチェック

ブラウザGoogle Chromeのプラグイン「Similar Web」でサイト全体のアクセス数をチェックします。完全に正確な数値ではありませんが、あまりにもアクセスが少ないと集客も宣伝効果も期待できません。

2)自社のセミナー内容で検索してみる

検索サイトと、それぞれのセミナーポータルサイトで、自社のセミナー内容を検索してみます。そうすると、どのサイトが自社のセミナーに合っているか、ターゲットがアクセスする可能性が高いか、判断の材料になります。

やみくもにすべてのサイトに登録すると、サイトによって入力内容が違ったり、説明の文字数が違ったりして、意外と労力がかかるので、効果がないと徒労感が強いものです。上の方法である程度まで絞ってから登録したほうが時間対効果が期待できます。

ちなみにIT系のセミナーであれば、以下のサイトが特にお勧めです。

●キーマンズネット
http://www.keyman.or.jp/sm/

株式会社リクルートホールディングスが運営するポータル。IT関連の製品・サービスの販売などを目的としたセミナーを掲載できる。「経営者CIO」「プログラマ」といったターゲットとする職種で検索できるなど、セミナーの検索テーマが豊富で、地域、開催日、製品カテゴリ、人気キーワードで検索できる。セミナーに参加者には使いやすいつくりです。

●ビジネス+IT
http://www.sbbit.jp/eventinfo/

ソフトバンクグループのSBクリエイティブ株式会社が運営するポータル。 主要読者は、ユーザー企業の経営層、経営企画、 CIO、情報システム部門長などのキーパーソンと記載されています。ビジネス、 ITの分野のイベントやセミナーを登録可能。「事業拡大」「コンプライアンス」といった経営課題、「基幹系」といったITジャンルでセミナーを検索できるのが便利です。

●ZDNet
http://japan.zdnet.com/event_info/?tag=rcol;biz

「CNET Japan」や「CNN.co.jp」などのメディアを持つ朝日インタラクティブが運営するポータル。ビジネス・IT系のセミナーや展示会、研修、講座などを登録できます。上の2つに比べると、エンジニア系を対象とした技術系のセミナーが多い印象です。それだけに、テクノロジー寄りのセミナーを開催する場合は登録しておきたいサイトです。

セミナーポータルサイトでは、有名人や有名企業でないと、たくさんの集客が期待できるわけではありません。一般的には0~数名といったところでしょう。しかし、アクセスが多かったり、ターゲット層が見ているサイトに継続的に情報をアップしていると、何回か見た見込み客が申し込んでくれるかもしれません。

セミナーポータルサイトから申し込んでくださったお客様は欠席が少ないとよく言われます。自分から探して選んだセミナーなので、意欲が違うのです。そういう意味でも、何回か効果がなかったとしても掲載し続けることをお勧めします。

ビジネスパートナー等の協力会社と共催で開催

自社だけで開催するのではなく、セミナーのテーマに沿った協業先、販売店、メーカー企業などと共催でセミナー実施するのも効果が期待できる方法です。共催する会社にも集客してもらうことで、今まで自社リストにいなかった層のリストも獲得することができるかもしれません。

セミナーの集客はどの企業も悩みの種になっていますので、競合ではなくシナジーが期待できれば、スムーズに受けてもらえる場合があります。最初にトラブルの際の責任範囲や名簿の取り扱いなど、取り決めておくべきことは多いですが、挑戦してみる価値はありそうです。

実際に共催しやすく、効果が期待できるのは、下記のような組み合わせです。

1)協力会社との共催

自社の関連で、ターゲット層の関心が高い分野の企業に協力してもらうのが交渉しやすく、シナジーも生まれやすい方法です。

たとえば制作会社であれば、Webマーケティング会社やコンサルティング会社、SEO会社などです。

SEO会社であれば、オウンドメディア制作会社や、Google・Yahoo!などの検索サイト、制作会社とも相性が良さそうです。

2)分野の違う会社との共催

思い切って分野違いの企業と共催するのも面白いと思います。上で挙げた制作会社やSEO会社であれば、ハード系のメーカー、たとえばパソコンやタブレット、スマートフォンなどのメーカーが考えられます。クラウドサーバーや、旬の人工知能ベンダーなどでも注目を集めるかもしれません。今までとはまったく違う層のお客様と出会える可能性があります。

3)積極的に相手を募集している会社との共催

検索サイトで「セミナー 共催」「セミナー 共催企業 募集」などと入力すると、積極的にセミナー共催相手を募集している会社が見つかります。決済代行会社(EC系の企業との共催がメイン)、助成金代行会社(助成金の対象となる業種との共催)などが多い印象です。

そして、ブログなどで共催セミナーを開催したという報告をしている会社も見つかります。そういったところは共催に対して抵抗が少ないと考えられますので、自社に合いそうな会社を探してみるのも手です。

ウェビナーから実際のセミナーに誘導

セミナーに足を運ぶのは気が引けるが、業務に関連する知識を得たいという方は数多くいると思います。自社のセミナー開催地域から遠くて行きたくても行けないという方もいるでしょう。そんな潜在的な見込み客にアプローチするために、Webセミナー(ウェビナー)を導入してみてはいかがでしょうか?

ウェビナーは、国土の広いアメリカで広まった手法で、講演や製品・サービスの解説動画やデモンストレーション動画を作成し、Youtubeや自社サイトで公開します。

講演など用意していないという場合でも、販売する製品や、サイトを前に説明していく動画でも構いません。内容はターゲット層の悩みに答えていくことが自社の製品・サービスの説明に繋がっているという構成にします。動画のタイトルも、製品・サービスを前面に出すのではなく、解決する悩みを出すようにします。

その動画から、「もっと詳しい内容はセミナーで」という形で誘導するといいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

自社単独セミナーの開催ももちろん大事ですが、自社のハウスリストのみでは集客対象が固まってしまったり、アプローチできていない層も出てくるので、外部メディアの活用や、他社との共催などの手法を組み合わせて実施すると新規獲得に効果的です。

ビーダッシュでは、セミナー集客のお手伝いをしています。顧客リスト無しの状態からお手伝いできるのが特徴で、リストの抽出からサイト制作、メールマガジン制作、精度の高いテレアポまで、トータルでサポートいたします。

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