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2017-06-19(Mon)

コンテンツ

更新日=鮮度の証!古いコンテンツは新情報を足して検索流入を増やす

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コンテンツはWEBマーケティングの要ですが、苦労して書いた過去記事をそのまま放置していないでしょうか?古いコンテンツでも、正しくアップデートすれば再利用の価値が出てきます。そこで今回は古いコンテンツの再利用についてまとめてみました。

ユーザーは新しい情報を探している

特別な理由がないかぎり、ユーザーは常に新しい情報を探しています。何度も検索をかけてようやくたどり着いたコンテンツでも、更新日から長く経過していたりするとガッカリするものです。

更新日=コンテンツの鮮度!

書籍や雑誌とは違い、古いWEBコンテンツに希少価値はありません。新聞を手にとってすぐ見入ってしまうのは、そこに最新のニュースが掲載されているからです。

たとえ同じ内容の記事が書かれていたとしても、書いた日付が違えば、見方も変わるはずです。そのくらい「いつ書かれたのか?」はユーザーにとって重要なことであり、読むか読まないかを判断する材料のひとつといえます。

ユーザーの多くは更新日を確認して、コンテンツが新しいかどうかを判断しています。

ブログやWordPressのようなCMSには更新日を表示できる仕組みがあります。また更新日はタイトル近くにレイアウトされることが多いため、ユーザーの目に触れやすく、判断に時間がかかりません。昨日と今日の違いであれば気になりませんが、2~3ヶ月違ってくると鮮度の良し悪しが感じられるようになります。

更新日はタイトルと同じくらい強い訴求力を持っており、コンテンツの鮮度をユーザーにアピールすれば、ページビュー(PV)を増やせます。

検索エンジンは新しい記事を高評価

Googleの検索結果にも日付が表示されていることがあります。その日付はコンテンツの更新日として、Googleにインデックス(データベースに格納)されたものです。

更新日は信ぴょう性に深く関係する

更新日はディスクリプションの前に表示されるため、新しいコンテンツほどクリックされやすく、逆に古いコンテンツは見過ごされてしまいます。

さらに1時間以内、1週間以内、1年以内というように期間指定できる検索オプションもあり、ユーザーは意図的に新しいコンテンツを探すことが可能です。その場合、古いコンテンツはフィルターによって除外され、リストに上がってきません。

では、検索順位への影響はどうなのでしょうか?

Googleは検索品質評価基準において、高品質なコンテンツを次のように定義しています。

Googleの検索品質評価基準「E-A-T」とは?

・Expertise(専門性があること)
・Authoritativeness (権威性があること)
・Trust Worthiness (信頼性があること)

とてもシンプルですが、たとえば政府の公式文書や有名大学の研究論文などはこの定義に当てはまっているので、上位表示されやすくなります。「新しいこと」とは明記していないものの、コンテンツの鮮度は信ぴょう性に深く関わるため「Trust Worthiness (信頼性があること)」に含まれていると考えられます。

もちろん、新しいコンテンツほど上位表示されるというわけではなく、内容が薄いとか、誰が書いたのかわからないようなコンテンツは「E-A-T」を満たさないため、下位に回ることになります。

新事実を追加してコンテンツの精度を高める

情報は新しいほど精度が高くなっていきます。たとえば事件や事故のニュースは発生から時間の経過とともに新しい情報が追加され、原因や被害状況などの真相が明らかになります。

情報を更新できるのがWEBコンテンツの強み

ちょっと懐かしい例では鎌倉幕府の成立を「いいくに(1192)つくろう」の語呂合わせで、1192年と覚えていた人も多いと思いますが、最近では1185年説が有力となり、歴史の教科書にも1185年と記載されています。

またかつて冥王星は1930年の発見以来、太陽系の第9惑星とされてきましたが、2006年の国際天文学連合総会において準惑星という分類に変わっています。

こうした新事実が生まれるのは、歴史や科学といった研究分野に限ったことではなく、スポーツ、ギネスブックの公式記録がそうであるように世の中のあらゆる情報が更新対象で、例外はないといっていいでしょう。

情報を更新できるのが、WEBコンテンツの強みです。

新事実が明るみになったときに追記作業を行えば、古いコンテンツは最新のものに生まれ変わります。情報と真摯に向き合い、更新を怠らないことがコンテンツの精度を高め、ユーザーの支持を得ることにつながるのではないでしょうか。

キーワードの見直しで検索流入を増やす

時代とともに検索キーワードが変化することは珍しくありません。タイトルや見出し、本文に使用している語句が古いままだと、検索率が下がり、中身の濃い良質なコンテンツであっても読まれなくなってしまいます。

定着するまでは新旧両方の名称を記載

名称が変わった語句については「□□□□□□□(旧称 △△△△△)」と新旧の両方を記載することで、検索流入を増やすことができます。

これまで普通に使っていた名称が変更され、対応に追われたケースとして、全国規模で市町村名が変わった平成の大合併、通商産業省が経済産業省に変わった中央省庁再編などは記憶に新しいのではないでしょうか?

わたしたちの生活に身近なものでも、過去に名称が変わった例はたくさんあります。

共通一次試験 → 1990年~ 大学入試センター試験
ミリバール → 1992年~ ヘクトパスカル
成人病 → 1997年~ 生活習慣病
スチュワーデス → 1998年~ キャビンアテンダント(CA)
看護婦・看護士 → 2002年~ 看護師
オレオレ詐欺 → 2004年~ 振り込め詐欺

一定期間を経て新名称が定着したものに関しては、誤解を招くおそれがあるため旧名称を省いた方がいいでしょう。

また、ごく最近でも下記のような名称変更がなされています。

グルジア(国名) → 2015年4月22日~ ジョージア
マッキンリー(北米最高峰) → 2015年8月31日~ デナリ
富士重工業(自動車会社) → 2017年4月1日~ SUBARU
特許室(経済産業省)→ 2017年4月1日~ 知的財産室
ホノルル国際空港 → 2017年4月27日~ ダニエル・K・イノウエ国際空港

これらについては変更に気づいていないユーザーも多いため、旧名称を含めたコンテンツとして改訂するのが望ましいです。

トレンドに沿った注目キーワードを盛り込む

一昔前までは携帯電話(ケータイ)の一語で通じていたのが、2010年頃を境にスマートフォン(スマホ)とフューチャーフォン(ガラケー)に分類され、現在ではケータイ=スマホという認識が一般的です。

最近の傾向として「相撲ファンの女性」→「相撲女子」→「スー女」のように、キャッチーな言葉が生まれるとすぐにSNSで拡散されため、定着までに時間がかかりません。

いずれにしてもユーザーの検索意図にこたえるコンテンツをつくるには、トレンドに沿ったキーワードの盛り込みが欠かせません。

現在、AI(人工知能)に関する記事を書く場合、人間 vs AIの囲碁対戦で再注目されている情報処理手法「ディープラーニング(深層学習)」は避けて通れないキーワードのひとつです。

キーワードごとの注目度はグーグルトレンド(Google Trends)でも調べられますが、関連分野のニュースを日常的にキャッチアップしていくことが大切です。

まとめ

いかがでしたか?ユーザーは新しい情報を求め、検索エンジンは新しいコンテンツを高く評価します。古い記事でもタイトルや内容に新情報を追加することで、時代のニーズに沿った新しいコンテンツに生まれ変わります。過去記事をアップデートして、もう一度PVを伸ばしてみましょう。

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