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2017-06-29(Thu)

Webマーケティング

メルマガ開封率アップのヒント!セグメンテーションで分母を最適化する

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メールマガジン(以下、メルマガ)はアウトバウンドの施策のひとつとして、数多く配信されています。しかし、いろいろ工夫して送っているにもかかわらず、開封率が上がらないという悩みもよく耳にします。そこで今回はメルマガの開封率アップのヒントについてまとめてみました。

開封率を上げる基本要素は3つ

メルマガの開封率は「開封されたメールの数」÷「有効配信数」で算出します。その開封率に関わる要素として熟慮しなければならないのが、タイトルと配信時間、そして中身(本文)です。

タイトルはメリットをしっかり伝える

タイトルにコレという正解はありませんが、しいていえば実際に書いている内容がわかる方が望ましいです。手紙でも贈り物でも、中身がよくわからないものを開けるのには抵抗があるはずです。差出人がよく知っている人であればともかく、なんとなく見覚えがある程度だと、躊躇するのが普通です。

また肝心な箇所を伏せ字にしたり、内容と関係のないタイトルもたまに見られますが、仮にそれで開封率が上がったとしても、2回目、3回目と回を重ねるごとに受け取る側の反応は厳しくなります。

タイトルはメルマガの顔なので、不安や誤解を与えず、読者にとってのメリットをしっかり表現するべきです。

開封率は多いに越したことはありません。しかし、メルマガの配信は1度切りではなく、その後も継続することなので、長い目で見て信用とコンバージョンにつながるパターンを追求することが大切です。

配信時間はターゲットの行動に合わせる

ターゲットがビジネスパーソンの場合、出勤時間に合わせた午前9時がひとつの目安になります。特に電車通勤が多い首都圏、都市部では、電車内でスマートフォンを見る人がほとんどで、出社前にメールチェックしている可能性が高いといえます。

会社に着いてからだと、始業準備に追われてひとつひとつメールを見る余裕がないということも考えられるので、午前8時半~9時がねらい目かもしれません。

それ以降の時間帯になると、続々と届く他のメールの中に埋もれてしまいます。またメルマガのほとんどが配信から1時間以内に開封されるため、タイミングがいいと思われる予想時刻から前倒しして送るのが無難です。

配信時間はターゲットの行動パターンを把握し、少しでも見てもらえる可能性の高い時間帯に設定しましょう。

中身の良し悪しは次回以降に影響する

メルマガは1回だけではなく、定期または不定期で、同じ人に何度も送ることになります。配信対象は新規登録や解除希望による若干の増減はあっても、大勢は変わらず、ほとんどの人が継続的な読者と考えられます。

はじめて開いたメルマガを読んで、興味が持てなかった、面白くなかったと思われたなら、次回開いてくれる可能性は低く、それが全体的な評価であれば開封率を下げることになります。

開封率の計測が可能なHTMLメールの場合、文章ではなくイメージでの訴求がメインです。メールを開いたときに表示される部分、ファーストビューでタイトルに直結するイメージを見せて、読者の期待を裏切らないようにします。

全体的にはあまり多くを盛り込まず、なるべくシンプルにした方がいいでしょう。その分、1回ごとの質を上げることに注力し、読者の満足度を高めます。

中身をしっかりつくり込み、クリック率を上げられれば、次回以降の開封率にも好結果が期待できます。

セグメンテーションで分母を最適化する

メルマガはつくって送るだけでなく、配信対象のメンテナンスも必要です。誰にメールを送るかで、開封率も変わってきます。

配信対象のしぼり込みで精度の高い結果を得る

日々の営業活動やインバウンド対策が上手くできていれば、配信対象は着実に増えていきます。配信対象が増えれば増えるほど、メルマガに無関係な人も含まれやすく、定期的なメンテナンスの必要性が出てきます。

無関係な人を外すと同時に、役職、業種、地域などメルマガの目的に合わせたセグメンテーションを行い、配信対象を限定します。

当たり前ですが、分母である有効配信数が減れば開封率は上がります。ただ、やみくもに配信対象を減らすのではなく、セグメンテーションによる分母の最適化であれば、その開封率を精度の高い値として扱うことができます。

結果だけを見続けていると、なぜそうなったのかという理由や原因がよくわからなくなることがあります。

開封率の上がり下がりを見て一喜一憂するだけでなく、配信対象がどうなっているかを見直すようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?開封率だけ見てもメルマガの改善点はいくつも考えられます。しかし結果には必ず原因があるため、なにがどのように影響して開封率という数値につながっているのか、多角的かつ冷静に分析していくことが大切です。タイトルや配信時間、メールの中身と合わせて、配信対象の最適化を実施することで開封率アップを目指しましょう。

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