Column
2017-08-15(Tue)
SNSで話題を呼ぶサービスには共通点があります。SNSは重要な口コミ効果を狙えるツールなので、BtoBであってもなるべく活用したいもの。そこで、今回の記事ではSNSで話題を集めているお店から「シェアの秘訣」を分析します。
同じ業界内で話題になるような取り組みを行って、集客もブランディングも成功させましょう!
最近話題の“シェアリング”で話題の魚料理レストランがあります。平日営業しているお店を借りて、週末の夜だけ営業している「カイズ・キッチン辻堂」は、「週末の夜しか営業していない」という限定感がステータスを底上げし、話題を集めているのです。
特に男性はこうした限定的な「プレミアム感」が好きなので、常連客になりやすいというメリットがあります。他の人が知らない希少な情報にこそ価値を見出すのです。
また、女性であっても「新しいもの好き」「珍しいもの好き」といった傾向があるので、女性の興味をしっかり喚起する特徴になっています。
「カイズ・キッチン辻堂」は、本来捨てられるはずの食材を活かした魚料理を提供しているお店です。ここに魅力的なストーリーが誕生しているのも、シェアしたくなるポイントの一つ。
捨てられる食材を活用するのはエコですし、社会貢献している印象も与えられます。単においしさや贅沢なメニューを提供するのではなく、食材を有効活用しているという付加価値がさらに「シェアしたくなる」気持ちを育てるのです。
また、意外性もあるのでつい人に教えたくなりますよね。差別化する意味でも、こうした意外性のあるストーリーを用意しておくとシェア要素が一気に高まり、話題を集めやすくなります。多くの人に共感されやすいので、応援してくれるファンも増えることでしょう。
また、「カイズ・キッチン辻堂」は料理を提供しながら魚料理の知識もお客さんに披露しているフレンドリーなお店でもあります。これは特に男性客受けがバツグンで、シェア要素をさらにアップさせているのだそう。
というのも、こうした「うんちく」はつい人に披露したくなるもの。顧客はお店から得た知識をだれかに話したくなり、シェア行動につながりやすくなるのです。男性は専門知識を深めることが好きな人が多いので、知識収集が趣味になってすっかりハマってしまう人すらあらわれます。
お店の人との魚トークを楽しみに足しげく通う常連客も多いそうで、こうした知識提供により店舗の話題性を高め続けているのです。
「カイズ・キッチン辻堂」はSNSでメッセージのやり取りが直接できます。そこでお店の予約ができるのはもちろん、ちょっとした問い合わせもできます。一般的なメールフォームよりも顧客との距離感が近いのが特徴です。
このようにSNSのメッセージをうまく活用すると、顧客と密接なコミュニケーションができるため、エンゲージメントが高まるというメリットがあります。多少手間はかかりますが、実際には電話で話すのと大してかかる労力は変わりませんし、手が空いた時に対応できるので電話よりもやり取りがスムーズに進むケースもあります。
また、SNS上でやりとりしていれば、SNSでのシェアもしやすくなります。電話を切った後にわざわざSNSツールを開くよりも、SNSメッセージをした後にそのままシェアした方がノンストップで作業が完了して楽だからです。
このように、SNSでシェアされるサービスには4つの特徴がありました。企業でもSNSを活用したりシェアしたくなるようなストーリーを訴求するなどして、うまく“シェア心”をくすぐる取り組みを行ってはいかがでしょうか。
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