Column
2017-09-15(Fri)
採用では、欲しい人材を口説き落とすテクニックも必要です。なぜなら、優秀な人材であればあるほど他社からの引き合いも多く、入社するまでのハードルが高いためです。そこで、心理テクニックを活かした面接時の口説き方を男女別にご紹介します。男性と女性で仕事面でも響くポイントが異なるので、相手によって使い分けましょう。
男性は女性よりも自尊心が高く、競争本能に基づいて行動する傾向があります。そのため周囲と比較されると燃え上がるケースも多く、その人の能力をストレートに褒めると「この会社はきちんと自分のことを評価してくれる会社だ」と感じさせることができます。
たとえば、
「あなたは理解力が高そうですね。でも、同じチームの方や直属の上司は気づいていないのではないでしょうか」
などと鎌をかけると、現在の会社で抱えている不満や願望を上手にくすぐれます。そして、「入社前からそこまでわかるなんて!」と感じさせて相手の自尊心を満たし、自分の自己評価がアップするので良い気持ちにさせられます。人事の能力を高く見せることもできるでしょう。
そのため、男性に対する基本的な口説き方は「能力・成果をストレートに褒める」「ピンポイントで端的に褒める」というもの。とにかく褒めるのが基本です。わざとらしくなりすぎないように、相手の能力を評価していることを伝えましょう。褒めれば褒めるほどパフォーマンスがアップし、入社意欲も高まっていくはずです。
女性は感情を重んじるので、共感を示すと良い印象を与えられます。「あなたのお気持ちお察しします」というようなテイストで、やさしく語り掛けるように話すと効果的です。
たとえば
「感受性が強く、人の本音がわかってしまって苦労していませんか?」
などと言うと、自分に共感して寄り添っている姿勢が伝わり、好感を抱かせることができます。
また、男性はわかりやすい成果や実績、能力を褒めるのが鉄板ですが、女性は結果より手前の「プロセス・過程」を褒めるのがおすすめ!結果に至るまでの努力を褒めるようにしましょう。なぜなら、女性は拡大思考をするからです。なにかひとつの行動から「こういうことをするってことは、私のことをこう考えているんだろう」と想像をふくらませる傾向があります。そのため、プロセスを褒めると「過程を褒めてくれるということは、結果も評価してくれているんだな。そして以前の仕事も評価してくれているはず」と良い方向に解釈するのです。
女性の面接時にそれまでの仕事内容などを聞いたら、その仕事でのプロセスを評価し、共感して寄り添う姿勢をみせるようにしましょう。
本当に採用したい人との面接では、こういったひと工夫をするだけで差が出るものです。ぜひ「もう一押し!」という最終面接などで活用すると良いでしょう。ビーダッシュでは採用コンサルティングも行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください!
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