Column
2017-11-05(Sun)
味の素のペースト状中華万能調味料「香味ペースト」が動画共有サイトやSNSでレシピ動画を配信し、スーパーなどでの販売数を大きく伸ばしています。売上高は前年比同期比で2.25倍にまで膨れ上がった理由は、“Wクライアント広告”にあるとのこと。“Wクライアント広告”の特徴を分析しながら、成功のヒントを探ります。
味の素は、自社製品の「香味ペースト」だけでなく、流通先となる参画スーパーのプライベートブランドや生鮮食品も活用したレシピをプロモーションで活用しました。これこそがWクライアント広告です。
販売先となるスーパー側の当事者意識を促進することで、「香味ペースト」は条件のいい売り場スペースを確保し、売り上げアップへとつなげることに成功しました。「香味ペースト」とスーパーの製品を使用した広告は、多くの人が目にする特設販売スペースで長期間商品露出できたのです。
広告動画は売り場だけでなく、YouTubeとFacebookでターゲット層に向けて限定配信し、堅実に売り上げを伸ばしていきました。
動画広告のコツは、リアルな質感にこだわり、荒っぽさを残すことです。映像の質が高すぎると広告っぽくなりわざとらしさを感じさせるので、消費者から嫌われやすくなるのです。適度に一般的にして、生っぽい動画にするといいでしょう。
こうしたリアルな動画を作れると、商談にも動画を活用できます。企画書は書かず、企画書よりもデモ動画を重要視している広告代理店スタッフも多いとのこと。動画の方が多くの人が均等に理解でき、齟齬が生まれにくくなるのです。
IT業界でも同様のことが言えます。食品メーカーの商品とスーパーの商品を同時提案して消費者の心を掴んだように、商品と商品を組み合わせることで新しいソリューションが生まれることはよくあります。
たとえばストレージとバックアップソフトが黄金のパターンで、バックアップするためにはストレージが欠かせません。パッケージとしてストレージソリューションを提案するなど、タッグを組んでソリューションを作るとより強固なサービスとして提供可能になるのです。
ビーダッシュではこうしたコラボ提案や動画広告制作も行っています。新規顧客開拓を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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