Column
2018-01-01(Mon)
新しい東京のシンボル「東京スカイツリー」には多くの人が訪れていますが、意外にもスカイツリーに上る人の割合が高くないことはあまり知られていません。足元のスカイツリータウンの利用者が2016年4~12月の間で2374万人なのに対し、スカイツリーに上る人は340万人と全体のたった14%。そのため、東京スカイツリーでは上りたくなる集客イベントを多く実施しています。今回は、そんな東京スカイツリーの秀逸な集客術をご紹介します。
東京スカイツリーの魅力は「眺望」。しかし、混雑を避けるためスカイツリータウンにしか行かない人も多く、一度行ったらその後は行かないなどリピーター化にも課題が残ります。
そんな東京スカイツリーがリピーター化を促進するために重視したのは新鮮さ。眺望と何かを掛け合わせたコラボイベントを定期的に実施することで、常に新しいコンテンツを提供しています。
観光客も多く訪れることから、日本のカルチャーを発信する場として活用されています。ウルトラマンやサンリオ、漫画や映画とのタイアップを行い、日本らしいコンテンツを多数発信。ただ眺望を楽しむだけでなく、期間限定のコンテンツを用意して施設の魅力を底上げしているのです。
さらに、株式会社ネイキッドによるデジタルアートもよく行われています。2018年1月12日(金)〜2018年2月23日(金)まで、東京スカイツリー天望デッキ フロア350にて、80年代、90年代を中心としたダンスミュージックが流れる「SUPER SKYTREE® DISCO」での映像演出を実施予定。地上350mの場所にある横幅約110メートル、高さ約2メートルの窓ガラスを巨大スクリーンに仕立てたダイナミックな演出は見ごたえ抜群です。
今回のテーマはディスコ。ディスコはコアなファンを持つ強力なコンテンツで、すでに東京スカイツリーでディスコイベントを開催した経験があり、その際は新規顧客の獲得につながりました。その成功事例をもとに企画したイベントです。
今回の映像演出には「東京スカイツリーが描かれているのでは?」と話題になった浮世絵師・歌川国芳が描いた「東都三つ又の図」をもとに、ロケットに見立てた東京スカイツリーが月から地球に戻り江戸時代にタイムスリップするような様子が描かれます。
映像以外にも、DJブース、お立ち台、ミラーボールを設置し、東京スカイツリーでしか体験できないディスコ空間が登場。80年代のディスコ全盛期時代を盛り上げたレジェンドDJをはじめ、現在も第一線で活躍するトップDJなどが天望デッキで特別なディスコナイトを生み出します。
また、東京スカイツリーでは企業コラボも行っています。2017年春には、アサヒビールのアサヒスーパードライ発売30周年特別企画として、「東京スカイツリー® “天望花見”キャンペーン」を実施し、天望デッキ フロア350を桜で染める“桜の特別演出”を実施しました。
このように、イベントは集客、ブランディング、コミュニケーションにつながる重要な手段です。新規顧客獲得に課題を感じている方は、イベントにて他のコンテンツと融合させてみてはいかがでしょうか。
ビーダッシュでは、こうしたプロモーション・イベント企画のご提案も行っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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