Column
2018-02-05(Mon)
プッシュ通知サービスとは、スマートフォンやタブレットに対して、外部から通知を送信するものです。広告目的で多用されており、キャンペーンなどの告知に活用したり、位置情報と連携して、店舗の近くなど指定のエリアにいる人に対して配信したりすることも可能です。
特に位置情報マーケティングとして重宝されていますが、実際にユーザー側に立つと、プッシュ通知は快適ではない存在になりつつあり、注意が必要です。
では、なぜ位置情報マーケティングにおけるプッシュ通知は、消費者にとっては快適ではないのでしょうか?
日本の月間平均利用アプリ数は30以上、ダウンロード数は100以上といわれています。これだけの数のアプリをダウンロードしていれば、頻繁にアプリからの通知があります。さらに各アプリがプッシュ通知を導入したら、特に都心部は通知が絶えなくなるだろうと想定されます。ハブ駅周辺を歩くだけで多くの通知があり、ユーザーは閉口してしまうでしょう。
アプリに限らずマーケティング全般にいえることですが、広告などでプロモーション活動をする際のボーダーラインは離脱率です。いくらプッシュしても、それによって離脱率が上がってしまっては元も子もありません。ユーザーからの反響と離脱率のバランスを見ながら最適解を探す必要があり、プッシュ通知の乱用は離脱率ばかりを上げる危険性があるのです。
それでは、位置情報マーケティングの強みは何かというと、プッシュ通知ではなく、データ分析です。現在は店舗の来訪者計測を通じた広告評価や、来店者の属性を分析する需要が増しています。
たとえ来店者数が把握できても、来店のきっかけを把握できないと意味がありません。そこでGoogleやFacebookなどが広告経由の来店者計測手法を提供し始めているのです。
データ分析をすれば、広告がユーザーに見られているか、そしてインパクトがあるかが計測できるので、従来のリターゲティングや価格の安さが重視されてきたデジタルマーケティングに変化が見られる可能性もあります。
メールマガジンでも「開封率は良いけど、クリックにはつながらない」といった落とし穴があります。プッシュ通知の使い方においても、来店促進より来店確認のニーズが一番高く、来店者数の把握が最重要項目になっています。ポケモンGOによってデータの精度が上がったという話があり、位置情報マーケティングのさらなるブラッシュアップが求められているといえるでしょう。
ビーダッシュではこうしたマーケティングのコンサルティングも行っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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