Column
2018-03-05(Mon)
新しいアトラクションを次々に作るなど、成長が止まらない東京ディズニーランド。もちろんプロモーションも抜かりなく実施しており、現在は屋外広告出稿を多用しているといいます。さらに、名古屋駅の屋外広告をよく活用しているのだそうです。今回は、テーマパークの覇者・東京ディズニーランド(以下、TDL)の広告戦略を分析します。
TDLはテーマパークなので、2人以上のグループで来るケースがほとんどです。つまり、誰かが誰かを「ディズニーランドに行かない?」と誘うことが行動の起点になっています。その話題化のきっかけとして、屋外広告は非常に有用です。誰かといっしょに歩いている時に目にして、「ディズニーランドに行きたいね」と話題にあがることが重要なのです。
それでは、なぜ名古屋駅の屋外広告を多用しているのでしょうか?これは、名古屋駅には近隣地域へと話題を波及させる高い効果が期待できるためです。愛知県全域対象に効果計測した場合、名古屋駅の屋外広告はテレビ広告に劣らぬ効果が出ることがわかっています。これは費用対効果で考えるとかなりパフォーマンスが高いのです。
というのも、名古屋駅は新幹線、在来線など東海地区のアクセスの玄関口になっているからです。中部・甲信越エリアからのゲストは年間300万人で、全体のなんと10%を占めます。TDLへの関心も高く、首都圏よりも話題化につながる場合もあるといいます。また、関東圏へのアクセスも良く、TDLに行っても日帰りができるので、年間パスポートを持っている人も多いという特徴もあるそうです。
また、一口に名古屋駅とはいっても多くの広告スポットがあります。TDLは名古屋駅内でも屋外広告を出す場所を厳選しており、よく利用するのは東海道新幹線改札前にある「名古屋エクスプレスビジョン」。ここは待ち合わせ場所の「銀の時計」付近なので、多くの人が目にする機会と時間の多い広告スポットなのです。
また、音が出るのもポイントの一つ。TDLなじみの音楽を流すとTDLファンが気が付きやすく、目を向けてもらえる可能性も上がります。
とはいえ、広告機能のすべてを使用するとは限りません。たとえば、動画が流せる屋外広告であっても、静止画の方が視認性が高ければあえて静止画で出すこともあります。さらに、屋外広告は短時間で内容を認識できるよう、ロゴやシンデレラ城などTDLのアイコン的要素をメインにしています。キャラクターは他企業の広告にも出ているので、必ずしもユーザーに一目でTDLの広告だと認識されるわけではないからです。
このように、TDLはあらゆる広告において最も効果的な手法を厳選して取り入れています。広告出稿の際は、期待値などを測定して最もコストパフォーマンスの良いものを活用するようにしましょう。
ビーダッシュでは、こうした広告のご提案・制作も承っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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