Column
2018-02-25(Sun)
2015年の春~2017年秋までに上市された、食品・飲料・調味料・化粧品・トイレタリー・医薬品など、合計約2,910の新商品から、20代~50代の男女約13万人にパッケージデザインの好意度調査を実施した結果、現在のトレンドがわかりました。今回は人気のパッケージデザインについて分析します。
最近は企業努力により、「健康」と「おいしい」の二律背反の2要素がデザインで両立するようになりました。今までは健康とおいしさは両立しにくいものとされていましたが、足袋重ねる食品改良により、消費者にも「おいしくても体にいい商品がある」という認識の情勢がされていったのです。
2016年秋にはアイスカテゴリー2位に「江崎グリコ カロリーコントロールアイス」がランクイン。「カロリーが低いのにコクがあっておいしそう」と評価されました。
2017年スープカテゴリー1位は「ニッスイ 中性脂肪を下げる1食分の食物繊維 かぼちゃとコーンのポタージュ」。これまで2強だった「クノール」「じっくりコトコト」を抜いたのは、パッケージ界に大きな驚きを与えたのです。
こうして少しずつ進化してきた健康食品の歴史を見ていくと、3年前には健康食品のパッケージデザインは減塩イメージの緑デザインが高評価を得ていました。そして、2016年には「タニタ食堂」が健康感をアップさせています。
タニタ食堂はそこでブランディングを成立させ、今も健康をイメージさせるパワーワードとして権威を持っていると言えるでしょう。このように、消費者のなかにイメージを植え付けられるところまでブランディングできれば大きな強みになります。
とはいえ、最近は健康食品文化が浸透し、こうした土台がなくても「おいしそう」と感じさせることができるようになりつつあります。
昨年2017年秋のデザイントレンドは「落ち着き」「上品」「さわやか」「濃厚」「健康」となりました。デザイントレンドを見るだけでも、消費者の趣味嗜好が分かるのでパッケージデザインに活かせるのはもちろん、サービス開発のヒントになります。
デザインひとつで売り上げも大きく変わり、分析すれば今後の消費傾向の予兆も見えます。ビーダッシュではデザイン制作も承っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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