Column
2018-03-15(Thu)
企業の成長を目指す時、まずはどこを見直すべきでしょうか？答えは組織図です。組織図とはスピード感を高めるための設計図であり、効率化を目指すべきもの。組織図が現状にマッチしていないと、時間とコストがかさむばかりで効率化できないのです。今回は、組織を成長させるためのコツをご紹介します。
組織図で必要以上に部署が分かれていないでしょうか？たとえば、Webキャンペーンを実施する時に、チラシなどアナログの販促ツールを担当する部署がデジタルマーケティングを担当する部署と分離していると、それだけで情報共有にコストがかかります。できるだけ結合して一元管理すれば、実行スピードが上がって運用コストが下がるのです。
また、同じチームで運用できればPDCAサイクルが回しやすく、効果計測から改善までのブラッシュアップもスムーズです。部署が細分化されていればいるほど予算も細分化され、連携プレーの妨げになります。
組織の一体化には、社員全員にマーケター精神を根付かせることも重要です。マーケターとは、夢を抱く人のこと。夢を描いた人がその夢を共有し、全員が一丸となって効果検証していけば、おのずと成長につながっていくでしょう。全員が同じ方向を向いて、前向きに行動しやすくなるのです。
社員全員にマーケター精神を根付かせるには、可能な限りマーケティング担当者が主役として動ける組織図を作るのが理想です。
たとえば、マーケティングとシステムは同じチームに入れるべき。会社の価値を高める人と支える人、企画する人と実装する人など、対極的な業務を行う人同士の部署が違うと衝突しやすくなるからです。
マーケティングとシステムの部署が分離していると、新しい施策で売り上げを伸ばしたい開発志向のマーケティング担当者と、安定したサービスを提供したい保守志向のシステム担当者の間で衝突が起きやすくなります。マーケティングとシステム開発が同じ部署に統合されていれば、どちらを優先するべきか判断してから進行できるでしょう。
もし会社の成長が伸び悩んでいるようなら、まず組織図の改編から着手してはいかがでしょうか。社内改革の起爆剤となることでしょう。
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