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2016-06-29(Wed)

Webマーケティング

細かいモジュールの組み合わせでOne to Oneマーケティング

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MA(マーケティングオートメーション)ツールを導入し、シナリオを設定し、リードにメールを送ってLP(ランディングページ)へ誘導、という基本的な手順は、何回か実施してきて、やり方のコツをつかんできた。

また「1ページのLPは古い?複数ページに分けることのススメ」でご紹介したように、LP(ランディングページ)を複数ページに分け、リードの興味の対象や度合いがどうなのかを的確に掴み、MA(マーケティングオートメーション)ツールのシナリオを調整していき、PV(ページビュー)もそれなりに増えてきた。

なのに、コンバージョン率が期待していたほど上がっていないということはないでしょうか。

リードの数だけ存在するニーズの種類

原因のひとつとして、LP(ランディングページ)に載せている製品やサービスの情報が、各々のリードに対して訴求できる内容になっているとは限らない、ということがあげられます。

リード毎に、ニーズや欲しい情報、立場や権限は違いますし、会社規模やITの導入の程度も万別で、注目する点は多岐に渡っているもの。LP(ランディングページ)に 商品説明、ソリューションや活用事例、導入フロー、価格、と漫然と情報が置かれるだけでは、リードが自分のソリューションに合っていると感じることが出来ず、魅力ある製品/サービスがリードの心に響かないこともあるのではないでしょうか。

ご自身に置き換えて考えてみてください。

LP(ランディングページ)を見て導入に踏み切ろうと、問い合わせしよう、というアクションを起こす時は、自分の中に課題や懸念事項があり、それを解決できそうなLP(ランディングページ)を見たからこそ、次のアクションに移ってはいないでしょうか。

つまりリードが今、足りないところ、かゆいところへピンポイントで届くようなLP(ランディングページ)が送れれば、興味を持ってくれる可能性は高くなります。

ニーズに合ったソリューションの提案が必須

いまの時代、LP(ランディングページ)といえど、リードのニーズにいかに合っているかが鍵となります。

リードの業種や会社の規模によって、欲しがるソリューションが違ってくるのは当然です。リードがイメージできる、もしくはより合致したソリューションや導入事例を提案できれば、新しい分野に挑戦しようとしているところにも食い込める可能性が出てきます。

では、LP(ランディングページ)でリードに合ったソリューションや導入フローをどうやって提案すればいいでしょうか。

たとえば、あなたがどこか企業に新しい製品を提案する際には、どのように営業するでしょうか。当たり前かもしれませんが、 ソリューションや導入事例をさまざまなパターンから組み合わせて、その企業にあった提案をしていると思います。

その当たり前を行えればいいのです。

ニーズに合ったソリューションとは?

具体的な例として、洋服の場合を考えてみます。アウター、トップス、ボトムス、靴、帽子などアイテムは複数にのぼります。

すべてを最高級のものでそろえたい人もいれば、一点豪華主義の人もいます。すべての価格をおさえて、種類を多く購入したい人もいます。

デザインに関しても、ベーシックで落ち着いた感じで統一したい人、一点アクセントを効かせたい人、華やかなものでそろえたい人、さまざまです。

リードの好みの傾向がわかったとしても、これらをかけあわせた種類のLP(ランディングページ)を作ろうをすると、膨大な数が必要になります。ですが、たとえばすべてのアイテムに対して、価格は高級版・リーズナブル版、デザインはシック版・華やか版などを用意しておけば、それらの組み合わせで提案することが可能です。

さまざまなニーズに対応したLPを作りたいけど

このように、製品/サービス情報を、製品の種類ごと、情報の項目ごと、リードの業界・規模ごとなど、細かく準備しておき、「リードの属性 × 行動」によって適切なものを提供することが重要となってきます。

とはいえ、リード毎に膨大な種類の資料やLP(ランディングページ)を準備すればあらゆるリードに対応できるかもしれませんが、そのつどLP(ランディングページ)を作るのは大変、そんなに多くの種類のLP(ランディングページ)は作れない、と思うかもしれません。

だからと言って、提供できるサービスのすべてを提示すれば、選択肢が多すぎて「どれも選べない」といって、リードは離れてしまいます。

では、どうすればいいでしょうか。

ソリューションのモジュール化が鍵

ソリューションや導入事例、活用事例などをいくつかのモジュールとして用意しておき、それらをニーズに合わせて組み合わせ、ニーズに合ったシナリオで組み合わせて提供するのです。LP(ランディングページ)を複数ページに分けてあることが活かせるのです。

LP(ランディングページ)の内容を細かく分けていればいるほど、その組み合わせがまさに無限に自在となります。

リードの規模やニーズによって、提案するソリューションや導入事例が合致すれば、リードもソリューションを受け入れやすくなります。

先ほどの洋服を例に取ると、ある人にはすべての項目に対して高級版・ベーシック版、ある人には一点だけ高級・華やか版で他はすべてリーズナブル・ベーシック版、またある人には、アウターと帽子の高級版のみ、という提案も可能です。

ニーズの多様化に伴いOne to one マーケティングの重要度が高まってきているいま、「LP(ランディングページ)の複数ページ化+リードのニーズに合わせたモジュールの組み合わせ」が効果を発揮するのではないでしょうか。

まとめ

リードの欲しい情報とマッチすればするほど、コンバージョン率は上がります。

ニーズに応じたソリューションの提案が必要、でもひとつのLP(ランディングページ)であらゆるニーズに応えられるほど完璧なLP(ランディングページ)は作れないもの。

だからこそ、情報をモジュール化してニーズに合った情報の提供を行ってはいかがでしょうか。

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