Column
2016-06-30(Thu)
CVR(コンバージョン率)の高いWebページを作るには、さまざまな要素の考慮が必要です。
ファーストビューにこだわり、メインコピーやキャッチに気を遣うのはもちろん重要ですが、なくてはならないものがあります。
それは、「ボタン」です。これがないと、Webページを訪問したユーザに資料請求やお問い合わせなど、何かしらのアクションに移ってもらいにくくなります。
そんなの当たり前だと思われるかもしれません。ですが、今まではただボタンを置いているだけ、ということはないでしょうか。「ボタンなんて、押すだけなのだから、わかりやすければ何でもいいのでは?」と考えてはいないでしょうか。
それは大きな間違いです。
「思わず押してみたくなるようなボタン」とまではいかなくても、画面に埋もれていたり、小さかったり、背景に同化していたりすると、押されずに離脱され、結果CVRも下がってしまいます。
ボタンはUI(ユーザインタフェース)が決め手であり、色や形、見た目のデザインに一番こだわるところ。ボタンの色やサイズを少し変えただけでコンバージョン率が上がる例は、いくらでもあります。ユーザの目線の動きに合わせてボタンを置くとか、いろいろなテクニックもあります。
一般的には次のように言われています。
ボタンひとつでCVRが変わるといっても過言ではありません。だからこそ、製品やサービスに応じて、工夫の必要があります。
でも、今回お伝えしたいのは、ボタンのデザインの話ではありません。
ボタンのデザインや配置については、さまざまな記事も出ており、外観の見せ方は確かにおろそかにすべきではありません。でも、ただデザインの優れたボタンであればいいのでしょうか。
考えてみて下さい。ユーザは、なぜボタンを押すのでしょうか。
それは、ボタンを押したあとで得られるメリットや、押したあとに何が入手できるのかがわかるからこそです。そうでなければ、よほど関心のあるユーザでなければ、ボタンを押してくれません。
デザインや配置にこだわって、ユーザの目線に合わせて作ったからといって、ボタンを押してくれるものになるとは限らないのです。ユーザにとって「どんないいことがあるか」がないと気持ちは動きません。
ボタンは、本来ユーザに次の行動を促すための重要なアイテムです。
だからこそ、ユーザがボタンを押したくなるよう、ボタンに載せる文言やキャッチコピー、説明文にはこだわりましょう。もしCVRが低いなと感じたら、ボタン周辺から見直してみてはいかがでしょうか。
たとえば、下記のボタン、どちらが押したくなるでしょうか。
右のボタンではないでしょうか。
繰り返しになりますが、ボタンの外観以上に、クリック後に得られるメリットやオファーの内容がわかりやすいこと、不安を払拭することが重要です。
ボタンの良し悪しがコンバージョンに与える影響は非常に大きいものです。ボタンひとつでLP(ランディングページ)全体が効果的に機能するかどうか、影響を与えかねません。
ぜひとも、ボタンにはこだわって下さい。
間違っても「○○はこちら」だけのボタンにならないように。
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