Column
2016-07-28(Thu)
導入事例といえば、カタログやパンフレットより、製品やサービスの「できること」をリアルに伝えられる、効果的な営業ツールの一つです。
導入事例が、営業ツールとしていかに効果的であるかは「営業ツールに『導入事例』を推している理由」でもご紹介していますが、ここでは「読みやすさの観点から効果的」な導入事例についてご紹介させていただきます。
導入事例を受け取った際、お客様はまずどこを見るでしょうか。LP同様、ファーストビューではないでしょうか。
「1秒で決まる!コンバージョンを上げるLP」でもご紹介していますが、お客様が興味を持ってくれるかどうかは、このファーストビューにかかっており、一瞬で決まります。一目で興味を持ってもらうことが重要になります。
導入事例の「ファーストビュー」に必要なものは次のとおりです。
この項目が適切に掲載されていれば、お客様はファーストビューを見ただけで、導入事例の内容を把握できます。
特に次の点には気をつけましょう。
メインコピー
この導入事例で一番言いたいことを記載します。お客様が何についての話かわかり、本文が読みたくなるものにします。
リード
メインコピーには長い文章は書けません。リードでは、メインコピーの説明・補足をします。
課題→解決
どのような課題が、製品/サービスの導入によってどのように解決されたか、あるいは改善されたかを、ひとめでわかるフォーマットで記載します。
そして本文の段組は、視線の動きを考慮する必要があります。
まるで報告書のように、文字が並んでいるだけのものはさすがに見かけませんが、2段組の導入事例は数多く見られます。
2段組だと1行の文字数が多く、目線の横移動が大きくなり読みづらくなります。しかし、3段組にすると1行の長さが短くなり、読み進めやすくなります。
さらに3段組にすることで、文書の長さや図版や画像の有無などによるレイアウトの自由度も高くなります。2段組であれば1段か2段かの選択肢のみとなりますが、3段組であれば1段・2段・3段と選択肢が増えますし、位置の選択肢も増えます。
また、適度なスペースも確保して、情報を詰め込みすぎないことも大切です。
また、本文を読まなくても、見出しを読んでいくだけで内容がわかることも、読んでいただくために効果的です。
受け取った導入事例を、すぐに隅々まで読んでくれるお客様は、そう多くはありません。ですが、見出しを目で追い興味を持ってもらえれば、本文も読んでもらえる可能性が高くなります。
さらに、タイトルや見出しのフォントに変化をつけることで、メリハリがつき読み進めやすくなります。
次に書き口についてですが、対談形式のものと、インタビューを記事にまとめた形式のものがあります。これには一長一短があります。
対談形式のものは、取材されるお客様が、とても話し上手であった場合には、生き生きとした言葉で、製品/サービスの特長やメリットを訴求でき、効果的な導入事例になります。
とはいえ、話し慣れているお客様ばかりではありません。その場合には、対談形式だと文章が冗長になりがちで、限られたスペースでメッセージを伝えたい導入事例では、どうしても難しい場合が出てきます。また、お客様の言いたいことと、導入事例で伝えたいことが一致しない場合もあります。
インタビュー形式であれば、このような問題は解決できます。
プロのライターにより読みやすい文章での訴求が可能となり、本文の長さの調整も可能です。お客様の発言を生かしつつ、導入事例で伝えたいことを訴求することも可能です。
ただしインタビュー形式の場合には、なるべくお客様の言葉を引用して、より「生の声」が感じられる文章にすることをおすすめします。
導入事例で重要なのは、もちろん内容です。ただ導入の経緯を述べるだけではなく、「ある企業がその製品/サービスを使って問題解決や目標を実現した実例」を「生の声」で「具体的」に伝えることが重要です。
ですが、やはり読んでもらってこそのもの。
読み手の立場になり、印象に残るファーストビュー、読みやすいデザインやレイアウトにこだわることも必要ではないでしょうか。
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