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2017-04-10(Mon)
コーポレートサイトで最初に見られるのは、いうまでもなくトップページです。では2番目はどのページでしょうか?今回は2番目に見られるページからサイトの改善策を探ってみました。
トップページの次に見られやすいのは会社概要です。みなさんも他社のサイトを訪問したとき、なんとなくという流れでクリックした経験があるのではないでしょうか。
コーポレートサイトに必ずあるといってもいいページが会社概要です。社名、代表者、設立日、所在地、連絡先、資本金、従業員数、事業内容、関連会社、取引先銀行などが記載されており、会社の自己紹介といったところです。
ぼんやり眺めているパターンもあれば、前向きに取引を検討している人もいて、それぞれで着眼点が異なります。
たとえば会社名で検索してきた人がここで確認するのは所在地で、本社以外の支店や営業所があればそこにも目を通すはずです。自社からの物理的な距離で取引が現実的かどうかの判断、さらに資本金、従業員数、主要取引先から経営規模を推測します。
もし同じページに社長メッセージ、沿革が記載されていればそれも確認したくなります。会社の顔と歴史を知ることは、今後の付き合いにおいて大きな安心材料になるからです。
そんな会社概要ですが、ほとんどの会社がパンフレットとほぼ同じ内容を掲載しています。当然、名刺交換をして、パンフレットを手渡した相手が会社概要を見たところで、目新しい情報を得ることはまずありません。
会社概要を見たあとの行動として考えられるのはサイドメニューからサービスや製品の紹介ページに飛ぶ、あるいはトップページにもどって気になるリンクを探すという2択です。
興味深い情報に辿りつけない場合はそこで離脱することになり、会社側とすれば形式的な自己紹介ののち「ご自由にご覧ください」としか言えなかったという中途半端な結果に終わってしまいます。
最悪なのは会社概要での離脱です。
既存の会社概要は表組のシンプルなレイアウトが多く、目立つ要素はあまり見られません。ただ、どこの会社も似たようなページになっているからこそ、手を打つ価値があるといえます。
そこで会社概要は縦に長くせず、基本情報以外は別ページにして、一番見てほしいコンテンツに誘導します。たとえば基本情報のすぐ下にメインサービスの導入事例のバナーを入れることで、次の興味の近道となり、明確な目的を持たない訪問者の離脱を防げます。
トップページはとりあえず人が集まる第1ターミナル。会社概要は具体的な案内を待つ人が集う第2ターミナルという位置づけで、次に見るべきページを示すことが大切です。
サービスや製品に興味を持った人が、最後に見ると考えられるのが問い合わせページです。ただし、問い合わせの前にもう一度会社概要を確認することも想定できます。
急ぎで回答を求める場合は電話番号を確認するでしょうし、同時に営業時間と休業日も気になるはずです。円滑に話を進めるために添付ファイルを送ろうと思えば、メールアドレスを探すかもしれません。
会社概要に問い合わせの前に必要と思われる情報が掲載されているか、またそこから問い合わせページに移動しやすいか。この2点についても改善のポイントになります。
会社概要と問い合わせページの連携を強化すれば、これまでとは違うアプローチでコンバージョン率アップが狙えます。
<参考記事>
問い合わせページでコンバージョン率アップを狙う3つのルール
いかがでしたか?数多いコンテンツの中では目立たない存在の会社概要ですが、見ている人は案外多いため、年に1度の更新程度ではもったいないです。導線の確保を考えながら手直ししてみましょう。
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