Column
2017-05-01(Mon)
スマートフォン(以下、スマホ)の普及にともない、自社サイトのスマホ対応に迫られている企業も多いと思います。そこで今回は企業サイトにおけるスマホ対応の必要性について考えてみました。
PC用サイトをそのままスマホで表示した場合、読みにくく、操作しづらいのは周知のとおりです。
サイトでなにを訴えるかにもよりますが、レイアウトがどうであれ読めればそれでいいという考え方もあるでしょう。
しかし、SEOの観点から見た場合、決して好ましい状況ではありません。
近年、デバイスの多様化にともない、WEBサイトはPCよりスマホやタブレットなどモバイル向けに最適化されるケースが増えています。このような指向、考え方をモバイルファーストといい、モバイルユーザーと企業サイトの距離を縮めるための各施策に直結しています。
さらに、Googleではモバイルファーストインデックス(MFI)という新しい仕組みについて、近い将来「モバイル向けページの評価が検索結果のランキングに用いられる」とアナウンスしています。今後MFIが導入された場合、PC用ページとモバイル用ページの優先順位が入れ替わるため、検索結果にも大きな影響が出るはずです。
ゆえにスマホ対応は急務の課題といえるのです。
スマホ対応していないサイトのアクセス解析には“ある誤解”が生じやすいので要注意です。
アナリティクス(Google Analytics)やサーチコンソール(Google Search Console)を見て、これだけスマホが普及しているというのに「意外とスマホからのアクセスが少ない」と思ったことはないでしょうか?
結果をそのまま受け取れば、スマホ対応を急ぐ必要はないという判断になります。
しかし、それは大きな誤解でスマホ対応していないから、スマホからのアクセスも少ないと考えるべきです。
アナリティクスもサーチコンソールも、実際のアクセスと検索状況についてデータを表示しています。つまり、その他大勢のアクセスしていない、あるいは検索結果にも出てこなかったデータについては不明なままなのです。
自社サイトをモバイル向けに最適化すれば、スマホからのアクセスが増える可能性は十分にあるため、スマホ対応は必須といえます。
プライベートだけでなく、ビジネスや就活でもスマホを利用する場面が増えています。
電車内でスーツ姿のビジネスマンが、食い入るようにスマホを眺めている姿は今やごく普通の光景です。
外出先や移動時は携帯性に優れたスマホがパソコンの代わりとなり、特に営業マンにとっては名刺と同様に重要なビジネスツールといえます。
社内においても利用シーンは多く、スケジュール管理や名刺管理といったアプリを使うときはもちろん、会議室など自分のデスクから離れた場所でスマホの存在は重宝されます。
会社から端末を支給されている人、プライベートと兼用している人など利用実態はさまざまですが、ビジネスシーンでの需要が増えていることに変わりはありません。
スマホを手に持つ時間が長くなれば、その画面でWEBページを表示する機会も多くなります。スマホ対応していないがために、ビジネスチャンスを失うかもしれないのです。
学生にとってスマホは常に生活の中心にあり、就活のメインツールにもなっています。
学生に見られることを考えれば、スマホ対応が望ましいのは言うまでもありません。
就活情報サイトに掲載しているから大丈夫と思っていても、真剣に就職を考えている学生であれば企業サイトの方もチェックしているはずです。まだ企業との接触の機会がない学生にとって、企業サイト=企業そのものという認識ではないでしょうか。
自社サイトにおいては採用関連のページだけでなく、サイト全体をスマホ対応にして、情報の伝達効率を上げる必要があります。その結果、希望する学生とのマッチング率が上がり、優良人材の確保につながります。
いかがでしたか?スマホ対応を急ぐべき理由がわかっていただけたと思います。企業サイトはデバイスごとの画面サイズに合わせて最適化し、PCユーザーにもスマホユーザーにもやさしいサイトへと改善しましょう。
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