Column
2017-10-25(Wed)
新ウェブサービス「note」をご存知でしょうか?文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿して、クリエイターとユーザーをつなぐことができるウェブサービスです。制作した作品(ノート)は、通常のブログやSNSなどと同様に無料で公開することもできますし、コンテンツを売買することも可能です。そのため、クリエイターを支援するツールとしても活用できます。
そんなnoteで爆買いされたのが、人気企業・LINEの執行役員が執筆した記事。どのような内容だったのか、そしてどうして売れたのか。ウェブで売れるコンテンツ分析の一環としてご紹介します!
同記事を執筆したのは、LINEの執行役員・田端氏。気になる内容は「就活生向け」の面接対策です。
一般的な面接対策では人気企業は通用しないという警鐘を鳴らしつつ、実際に面接を行うような上層部社員(執行役員)の目線から、どのような考え方の学生が評価されるのかを的確に記載。本人の立場そのものに説得力があるため、コンテンツの価値そのものも非常に高いものとなりました。
要は、発信するコンテンツに説得力を持たせられるかどうかが重要なポイント。自社が扱っている専門分野のコンテンツを発信すれば、必然的にプレミア感が生まれるのです。
有料コンテンツと無料コンテンツではハードルの高さが天と地ほどあり、無料コンテンツがあふれているネット上でひとつのコンテンツにお金を払わせるのは並大抵のことではありません。
しかし、「就活」という切実なテーマを出すことにより「お金を出してでも読みたい」という気持ちにさせることができ、多くの購買者を生み出しました。また、就活生だけでなく、社会人にとっても「人気企業の上層部がどのような視点で面接をしているか」はかなり気になる内容です。実際は、就活生よりも社会人の方が購入した数が多いのではないかと予想されます。
このように、読者のニーズを的確にとらえたうえで売れるテーマを提供することが何よりも強力な購入ポイントになるのです。
最近は、以前よりも有料で情報を買う文化が根付いてきました。「ネットでお金を使うなんてばからしい」というイメージが薄まっていき、「優良な情報はお金を出してでも買いたい」と考える人が増えているのです。有料メールマガジンは今でも人気がありますし、人気のウェブコンテンツが書籍になって販売されることも珍しくありません。
ウェブで人気コンテンツを生み出すためには、ユーザー分析が要。自社コンテンツを話題化させるには、どのようなコンテンツが求められているのか、周囲の成功事例と照らし合わせながら分析すると良いでしょう。
ビーダッシュではメディアの立ち上げや運用のお手伝いもしております。ぜひお気軽にご相談ください。
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