Column
2017-11-10(Fri)
情報過多の今、広告も街中に山ほど溢れています。そんななかで、消費者に認識してもらう広告を作るのは簡単ではありません。しかし、ある意味原点回帰とも思えるアナログな手法ながら、DMを活用して集客に成功している例があります。ただのDMではなく、戦略性のある最新DMなら、情報を届ける最適なツールになるのです。
これは、学習院大学がDMで多くの志願者獲得した例です。高校三年生を対象に、受験生を励ますクリスマスカードを送ったのです。カードに印刷されている緑のツリーの扉を開くと、「桜の季節にお会いしましょう。」というコピーとともに、満開の桜のツリーが現れるという夢のあるデザインに仕上げました。
このクリスマスカードを送った結果、志願者がなんと前年比151.9%、1.5倍にまで上昇したのです。これは過去10年で最高の数。SNSでも投稿されて話題になり、大学のイメージを大きくアップしたDMとなりました。
受験生の不安な心境を踏まえて、それを払しょくし明るい気持ちにさせる内容にしたのがポイントです。DMがターゲットの心に刺さったいい例です。
次に、イオンモールが来店率向上を目的に送ったDMをご紹介します。DMを開くと、ケーキが飛び出すポップなDMで、インパクト大!来店率と買い回り率がともにアップしたのが特徴で、DMで特典紹介したテナントの来店率が一気に向上しました。
こうした大型ショッピング施設は買い回りを増やすのが課題なので、全体的に売り上げをアップできたのは大きな成果です。特典を付けると限定感が増し、「せっかくだから」と足を運ぶきっかけになります。
今はデジタル広告が急激に増えていますが、アナログなDMの強みは受け取った人の手元に形として残り、保存性があること。即時性があるデジタル広告はその瞬間に強いパワーを発揮しますが、じっくりと見ることはあまりありません。
DMの場合は、見て、触って、読んでと五感で感じられる点が強み。若い世代にとっては立体的なアナログツールはかえって新鮮にうつり、印象に残るケースが多いです。広告はまず記憶に残ることが大切ですから、長期的なアプローチが必要なサービスであれば特にマッチする広告手法だと言えるでしょう。
そのためデジタルとアナログのどちらかだけに偏るのではなく、顧客獲得はWEBで、顧客維持は紙のDMで行うのが理想的です。BtoB企業でも、デジタル専業企業がWEBで新規顧客獲得をしつつ、紙のDMで顧客との関係性を保つというケースは鉄板の営業手法になっています。
ビーダッシュでも、年賀状を圧着DMにしてちょっとした仕掛けを作ったりと、紙の広告制作に力を入れています。制作をご検討の方は、DMの仕事が大好きなビーダッシュにぜひお気軽にご相談くださいませ。
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