Column
2018-03-19(Mon)
バブルはこれまで「就職氷河期」の若者から「昔の浮かれていた時代」として敬遠されていましたが、最近はバブルブームが再熱し、流行になりつつあります。今、バブルがコンテンツとして人気になった理由を、マーケティングの観点から紐解きます。
最近、バブルのテイストを取り入れたコンテンツを目にする機会が増えていませんか?たとえば、ワイモバイルのバブル時代ディスコにタイムスリップするCM、平野ノラのバブル芸、高校ダンス部日本一を決める大会での「バブリーダンス」、バブル時代の映画「私をスキーに連れてって」とコラボしたJR東日本のスキーキャンペーンCMなどがあります。
マスメディアの代表格であるテレビ上で、これだけバブルのコンテンツが見られるようになったことからも、バブルコンテンツが多くの人たちの心を動かしていることがわかります。
今までは、バブルは過ぎ去った時代のワンシーンであり、どちらかというと節操なくはしゃいでいるようなネガティブなイメージが先行していました。特に不景気な時代を育ってきた若者からすると対照的な時代であり、受け入れがたい存在だったと言えます。
しかし、最近はだんだんと景気が上向きになり、人々にバブルを「ファンタジー」として笑って許容できる余裕ができたのではと考えられます。実際、自殺者数も18年ぶりに2万5000人以下になりました。
このバブルの波は、サービスの売れ行きにも貢献しています。消費行動にも影響を与えているのです。
たとえば、商品として注目されているのが「カセットテープ」。その人気は日本に留まらず、世界的にブームとなって再熱しています。アメリカでは、昨年のカセットアルバムの売上が前年比35%にまで増加し、日本でも奥田民生がユニコーンの新曲をカセットでリリースしました。
おかげでラジカセ人気も再熱し、サンスイから80年代レトロデザインのモデルも発売されています。フィルムカメラの「写ルンです」しかり、アナログがかえって新鮮な存在として注目されているのです。
上記は若い層に受けたバブルコンテンツですが、JR東日本のスキーキャンペーンCMはバブル世代をターゲットとして狙ったものです。減少し続けたスキースノボ人口は今年わずかに増え、かつてのバブル世代がスキー場に戻り、その子供たちとともにスキーを楽しむ「家族スキー」の需要が高まっているそうです。
若い世代も取り込んだ「バブル」ブームはターゲット層が広く、あらたな市場創出につながっています。今までないサービス開発も重要ですが、かつて流行ったものからアイデアのヒントを得るのも有効な手段です。
ビーダッシュでは、こうしたサービスのPRツールや販促物の制作なども承っています。ぜひお気軽にご相談ください。
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